2025.07.05
皆さん、おはようございます。素晴らしい天候に恵まれました。
第107回全国高等学校野球選手権長野大会の開会にあたり、共に主催をしていただく朝日新聞社様をはじめ、長野県教育委員会様、松本市、長野市、上田市、諏訪市の各自治体様、審判部、記録部、医療スタッフ、球場関係者の皆様、すべてのご関係の皆様に厚く御礼申し上げます。
憧れの甲子園出場を目指す、各チームの堂々とした行進に、今年もまた感激の思いです。
わたくしは、ここに集う皆さんには、次世代の高校野球の創造者であれ、そして同時に、歴史と伝統ある高校野球の継承者たれ、と願います。
高校野球新時代、新基準バットに対応した打撃力の向上、投手力、守備力のレベルアップ、それぞれの戦い方も磨いてきたことでしょう。
その野球技術とともに、高校野球が育んできたフェアプレーやリスペクトの精神を大切にしながら、正々堂々と甲子園出場の覇権を目指し頑張ってください。
今、皆さんの胸には、これまでの努力、挑戦、時に経験した挫折や苦難など、様々な思いが、去来しているのではないでしょうか。
集大成のこの大会、その思いを胸に、一戦一戦、一球一球を全力で戦い抜くことで、皆さんの高校野球は、一生の宝、財産として心の中に生き続けるでしょう。
そして、その全力でひたむきな姿こそ、支えてくれたチームメート、マネージャーさん、先生方、そしてご家族への最大の感謝の証しとなることと、わたくしは思います。
もう一つ忘れて欲しくないことがあります。それは、平和であることへの感謝の念です。
今年は戦後80年、平和の中での高校生活、そして野球が出来る喜びを、いま一度かみしめながら、最後まで諦めない粘り強い試合を期待しています。
高校野球ファンの皆様、日頃より球場内外でのご支援に心から感謝を申し上げます。今大会におきましても、高校生のプレーに温かいご声援を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、今大会が出場71チームにとってかけがえのない大会となりますように、全チームのご健闘をご祈念申し上げ、あいさつといたします。
皆さん、応援しています。頑張ってください。
令和7年7月5日 長野県高等学校野球連盟 会長 久保村 智